明日の寄りは地獄なのか?DeNA「関係会社株式評価損を合計約524億円認識…」
落ち込んでいたDeNA<2432>の株価が、ここ2日上昇に転じて零細ホルダーの私も安堵していたのですが、本日の引け後にIRが…
海外子会社の解散及び清算に関するお知らせ(証券コード:2432 | IR 書類ナビゲータ)
「なになに?」
と、文書を見た途端に目に飛び込んできたのが、
「…関係会社株式評価損を合計524億円認識」
の文字です。
一瞬、めまいが(笑)
しかしまあ、よく読んでみますと、要は欧米向けのゲーム事業が不振(毎年30~40億の赤字を出してる)なので、もう解散しますよという話。
その解散に伴う諸費用は30億円くらいかかります。
それと、当社はこれまで決算において解散する会社に関わる評価損を524億円認識してきました~という事。
まあ、30億円の諸費用は仕方ないし、500億円超の評価損は既に認識・公表しているという事なので織り込み済みの話ではあるのですね。
とはいえ、実際に損失が計上されてくるのは確か。
その一方で長期的にみれば、年間30~40億円の損失減になる訳ですから悪くはないともいえます。
一瞬は、明日の寄りは成売りしてもホールドしても地獄絵図かと思いましたが、そうではないんでしょうねえ?
こんな時、市場がどう評価するのか正直、一年しか投資をしていない私には見当もつきません。下がるは下がる気がするのですが…
いやあ、本当に個別株式はIR一本で天国にも地獄にも行くので恐ろしいです(笑)
でも、私はまだホールドです。
明日の寄りの株価なんか見ないぜ~(←ワイルドなのではなく、怖くて見られない!)
(追記)
零細とはいえ経営者でありながら、このIRの意味を正確に読み取れないのが情けない限りですが、「当該損失は、2017 年 3 月期以降に税務上認容され、当社の連結及び単体の当期純利益に影響を与える見通しです」という部分は、この500億円の損失が税務上これから効果を生む(=つまり節税になる)という意味だろうとも思えてきます。
つまり、PL的な意味での損失は既に織り込まれており、税務的な効果(節税)は今後生まれてくるのだとすれば、今後500億円の利益に対する税金分が実質的に節税(キャッシュの流失を回避できる)になると言えるのではないか?
それなら、これは好材料とさえ言えるのではないか~などと考えてみましたが、当たっているかどうか定かではありません。
明日の審判を待ちましょう。
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