テスラ株急落に思う~下落に立ち向かって積立て投資するなんて無理
呑気に競馬の記事など書いている間に、私が保有する米テスラ株は急落しておりました。
ここまで順調に上昇していた同株ですが、6月23日の「$383.45」をピークに昨日(7月6日)の終値は「$308.83」まで下げました。
2週間でおよそ20%下落です。
私は平均$280台で購入していましたので、利益があるうちにと昨夜、全売却しました。
結果的には200万円ほどの投資に対して半年で11%程の利益が出ましたので、まあ良いでしょうという話なのですが、実感したのは下記の事です。
日々下落していく株・投資信託に対して、売却もせずにさらに買い増していくなんて無理!(…少なくても私には)
個別株だからそういう事になるんだよ。
国際分散したインデックス投資なら、資本主義である以上、長期的には必ず元に戻してさらなる上昇をするのだから下落時にも慌てず淡々と買い進められるよ。
…と、云われるかもしれません。
でも本当にそうか? と、思ってしまいます。
私も初めは国際分散投資のインデックスファンドの長期チャートを見て、
「なるほど、リーマンショックでは40%ほど下落しても3年も経てば元に戻ってさらに上昇している。そうした下落局面でこそ毎月淡々と積立てていれば大きな利益を得られるんだ」
と、考えて投資を始めました。
ではもし、これが個別銘柄のテスラ株ではなくインデックスファンドに2000万円ほど入れている状態で2週間かけてジワジワと20%ダウンしたらどうでしょう?
しかも、状況としてはまだまだ下がりそうな気配。
それでもまだ売却せずに、むしろ毎月の大事な給料からさらに買い足していけるでしょうか?
子供の教育費で何かと入用。
自分たちの老後資金も無くなれば大変な事になる。
そのような状況になったとして「資本主義云々~」などという実生活からかけ離れた概念を信じて自分を説得できるでしょうか?
配偶者がいる人であれば、
「大丈夫、大丈夫。今、400万円のマイナスで、今後800万円くらいまではマイナスが膨らむかもしれないけど、それは3年で回復するんだから。今月も給料から15万円ほど買い増そう」
と、本気で云えるでしょうか?
おそらく私のメンタルでは、2000万円が1500万円まで下落したら終ると思います(笑)。
今回のテスラ株はまだ利益が出ている中での下落ですから、全然余裕があるのですが、それでも20%も下がるとやはり売却をしてしまいました。
理屈としては正しい長期積立て投資ですが、必ず現れる「○○ショック」をどう乗り越えるかと考えると、意外と簡単ではないなというのが実感です。
「毎月○○万円を積み立てるだけ」
と、キャッチコピーは心地よい長期積立て投資ですが、これを数百万円の資産を失っている中でも継続しろという事ですから、実際にはかなり過激な投資手法であるともいえます。
今後、どのように投資をしていくか、よいきっかけとして再考してみます。
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