苦しい時こそ本多静六の「四分の一預金法」を実践しよう
思った以上に市民税・県民税額が高く「これから毎月105,000円の投資額を捻出するのは厳しい」と、頭を抱えている私です。
ですが、こんな時は幕末~昭和27年まで生きられた投資家・本多静六氏を思い出します。
本多静六といえば、鉄道株への投資などで巨万の富を築き、その後退官を機に匿名で
ほぼすべてを教育、公共の関係機関に寄付した事で著名です(ちなみに、林学博士でもあります)。
その本多静六氏の著書『私の財産告白』は、もう示唆に富みすぎていて超オススメです。
本多静六の実家は裕福でありながら没落。
ご本人も若い頃は多くの家族を抱えて生活が苦しかったのですが、そうした厳しい経済状況の中で実践したのが有名な「本多式四分の一預金法」。
やる事は単純で、収入(給料)の4分の1はどんなに苦しくても預金(後に投資資金となる)に回す。
臨時収入があれば全額、預金に回す。
初めの頃は妻子を抱えて、全くお話にならに苦しさであったと述懐しています。
帳面買い(つまり掛けですね)では安く買えないので、買い物は全て現金で買う。
しかし、月末になると現金が尽きるので晩御飯は毎日、胡麻塩になる。
食べ盛りの子どもは「お母さん、今夜も胡麻塩?」と呟く。
静六氏もさすがに断腸の思いであったが、この計画(四分の一預金法)はしっかりした理性の上からきている。気の毒とか可哀想などというのは単に一時のことで、しかもツマラヌ感情の問題だとぶった斬る(…まあ、子どものご飯は感情の問題ではない気もしますが…)。
そうして預金したお金を鉄道株などに投資して、やがて巨万の富を築く訳ですが、静六氏も妻子あり経済的に苦しいところからスタートしているのだから私たちも言い訳は出来ません。
つまり、先に楽をしようとすると(給料を全て消費に回すなど)後が苦しくなる。
先に辛い思いをしても、計画的に預金・投資をしていけば結果的に後が良くなる。
非常に単純で、頭では簡単に理解できますがそれを実践するのが難しいという事ですね。
静六氏の時代の「鉄道株」を、私は現在では「人工知能・ロボット関連株」に置き換えています。
尤も当時の鉄道株は投資先が絞られていたでしょうが、人工知能・ロボット関連は多数の企業が競っているので、人工知能関連が伸びることは予想できても、どの企業が勝ち抜くかを予想するのは難しいのですが…
何はともあれ、市民税がどうのこうのと言っている場合ではありません。
後になって(老後になって)苦労するよりは、今苦労して投資資金を捻出するほうがよほど楽な筈です。
来月以降も、なんとか105,000円ずつ投資に回せるように頑張っていきたいと思います。
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