「人工知能」関連銘柄に投資して老後資金5000万円を創りだす

48歳・自営業、妻子あり。将来の年金受給額は月84,000円(予定)。老後資金5000万円を貯める実録記。

怨嗟うずまく社会へGO!(あと10年先の世の中)

日本は海外に比べれば格差は少ないとは云われていますが、それでもかなり広がっているように思えます。

 

今はそれでもまだ何とか平穏を保っています。

時折、「将来に絶望して」という動機で凶悪犯罪が起きますが、まだそれがニュースになる程度には稀な状況です。

 

人間、今苦しくても将来に「希望」を感じられるのであれば頑張れます。

しかし、もし若い人が現在生活を保つのにギリギリの低賃金であり、かつ将来も給与が増える見込みがない(あるいは減る可能性も途絶える可能性もある)と実感したらどうでしょうか?

 

また、中高年の人々で現在預金はなく、将来貰える年金受給額が6万円だとしたら希望を感じるのは難しいのではないでしょうか?

 

それでも現代の日本ではまだ生活保護などのセーフティーネットが機能していますが、将来は間違いなく財源不足になり機能し続けられるとも思えません。

 

私は現在のところ、目標としている収入を保ってはいますが、自営業ですからいつ収入減に見舞われるか分かりません。

「何とか頑張って家族を養わなければ」「投資もして老後資金を蓄えなければ」と、気張っているので、こうした人間はちょっとした拍子に精神的に燃え尽きる可能性も高いです。(実は私は知り合いの医師に問診してもらい「パニック障害の気がある」と云われている人間なので、ちょっとした事でガラガラと崩れたり燃え尽きたりする可能性がある事を充分に認識しています。なので、頑張れるうちにということで頑張っています…)

 

自営業ですから、そうした精神状態になって仕事できなくなったら即収入ゼロです。

失業保険も出ません。

 

21世紀日本の格差

21世紀日本の格差

 

 

そうして、一度でも悪循環に陥れば這い上がる事は難しいです。

希望を見出せない人の怨嗟はまだ日本に於いてはかろうじて覆い隠されているようにも思えますが、あと10年もしたら絶望した人の数が結構な多数派になり(その中に自分も入っているかもしれない)、裕福な暮らしをする人々(その人たちは上昇するスパイラルにあるのでさらに上昇する)に対する怨嗟は凄まじいものになり噴出すると思われます。

 

私なども絶望組に転じれば、きっとネットで裕福な人々に対して誹謗中傷のコメントでも書き込んでいる事でしょう。いやだなあ~(笑)。

 

なんか、現在はそうした表立って怨嗟うずまく社会の「前夜」であるような気がします。

 

そうした潜行した「怨嗟」は今のところ夜のネットカフェや都会のアパートの一室のパソコンの中、あるいは各人が持つスマホの中にかろうじて閉じ込められている状態と思われます。

 

あと十年して、絶望的な低賃金、充分に支給されない年金、本当に困って申請しても適用してもらえない生活保護という状態が蔓延したら。

そして、全員が貧困ならまだしも、すぐ傍の見えるところに豊かさを謳歌する人々が存在しているとしたら。

 

いよいよ、怨嗟が爆発する時が来るのではないでしょうか?

 

国民の不満をそらす時には「3S政策」を取ると云われます。

3Sとは「スポーツ」「セックス」「スクリーン」です。

 

スポーツを楽しめ(やる方でも観戦する方であっても)、性欲が満たされ、スクリーン(映画)を鑑賞できれば、国民は辛くてもそれなりに満足できるといいます。

 

考えてみますと、今はスマホ一台あれば無料でスポーツ中継を観ることが出来るし、エッチな動画も見られる。動画コンテンツ(スクリーン)も無料で楽しめる事を思えば、実は最低限の3Sが誰でもお手軽に満たされるようになっています。

これは政策というよりも、偶然にそうなったという感じでしょう。

 

これが、まだ怨嗟がうまく閉じ込められている要因かもしれません。

 

おまけに3Sに、さらに「SNS」を付け加えて4Sとしても良いかもしれません。

昔と違って、お手軽に同じ境遇、同じ嗜好の人と繋がれるので、生活に不満があってもかろじて耐えられる。

 

しかし、そろそろ限界でしょうね。

あと10年もすれば、裕福な人々も一定数いる一方で、月10万円以下で生活し医療も受けられない高齢者が溢れる(おそらく、覆い隠せない程に増えて、いたるところでそういう境遇の方々を目にするようになる)。

 

低賃金で辛い労働を強いられる若者も街中に溢れる。

裕福な人々と不遇な人々が避けられない距離で交わる世の中はもうすぐそこです。

 

唯一の救いは記事「働かなくて良い世の中はすぐそこ~人工知能とベーシックインカムの関係~」で書いたとおり、人工知能・ロボットの発達で、誰もが失業の恐怖から逃れられる世の中ですが、とても10年で実現できるとは思えません。

 

これを読まれている方で、現在は順調な人でも病気等で失業し怨嗟を叫ぶ側に回る可能性はあります。

順調に経済的に恵まれた生活を送る側に回れた人も、そうした怨嗟を受ける恐怖におののく事になります。

 

…こんな事を考えつつ、月曜日が来れば資本主義の象徴である市場は開き、どちら側に回るかを決するゼロサムゲームがいつも通りに始まる訳です。

今週は、イギリスのEU離脱をめぐる国民投票もあり、いつもより株価が上がる(下がる)というスペシャルな資本主義が見られます。

 

私は今週は投資については見(けん)の一手で、ひたすら自分の本業を頑張ることにします。

 

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