テスラのイーロン・マスクCEOが躁鬱を告白？ ～いいじゃないの人間だもの～
米テスラのイーロン・マスクCEOがツイッターで「躁鬱」を告白して波紋を広げているとニュースになっています。
テスラはいまだ赤字企業ながら既に米国自動車メーカーで時価総額No.1の地位に躍り出てしまいました。
つい先日からいよいよ期待の新型セダン（電気自動車）モデル３の納品が始まり、これから何十万台という予約を捌くために、きちっと増産出来るのか？という部分が注目されていた最中にツイッターで呟いた訳です。
マスクは、今後のテスラ車の増産にあたり工場が「生産地獄」に直面することになると発言し少々悲観的な見通しをまず述べました。
それにより非常なストレスを感じている事も告白し、ユーザーからの「躁うつ病なのか？」という問いかけに「その通り」と答えた訳です。
しかし、本人は「医学的な意味での躁うつではないが、悪い出来事が起こると嫌な気持ちになる。最大の解決策は、やろうとした事を実現することだ」というように述べたそうで、それほど深刻なものではないのかもしれません。
もちろん、株価を気にする投資家としては「おいおい、そんな事いうと株価下がっちゃうよ～」と、心配になりますし、実際昨夜は大きく下落しました。
…とはいえ、良いのではないかと私は思っています。
上場企業の社長とはいえ人間です。
病気を含め、色々と他者とは異なる事情を抱えていても当然です。
っていうか、「全くもって普通」という人間など存在しないでしょうし。
個人的には、こんな複雑な社会なるものの中で生きていくのに少々の精神的な問題も抱えない人の方がどうかしていると思っています（笑）
病気も含めて多様でいいし、隠す必要もありません。
それで経営者に対する不安から少し株価が下がっても、もう「織り込まれた」のだから逆にいいでしょう。
天才とはいえ、そうした辛い部分も抱えているのだなと思うと、逆に私などはホッとします。
それはそうと、８月２日は決算発表。
マスクの個人的資質の話は別にして、増産体制がどう発表されるのかホルダーはドキドキです。
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