米テスラは株価10倍まで成長するか?
米テスラ株は先週も株価上昇し、私の投資開始来(2015年8月~)の含み益も40万円を超えてきました。
有り難いと思う一方で、明らかに期待過剰ともいえる高株価に少しずつ嫌な予感も覚え始めています(笑)。
ところで、まだ赤字企業でありながら高株価によって時価総額では米国自動車メーカーNo.1の座についてしまったテスラは、今後どこまで株価を上げていく事が可能なのでしょうか?
あえて、ザクッとした計算をしてみたいと思います。
米自動車メーカーとしては既にNo.1になってしまいましたが、テスラの魅力はもはや「電気自動車メーカー」に留まらず、次世代の「エネルギー総合会社」として見るべき段階に来ているといえます。
そうなると、比較はフォードでもGMでもトヨタでもなく、米国有数のトップ企業と時価総額を対比させる必要があります。
で、米国のトップ企業の時価総額はおよそ下記のようになっています。
・アップル………8,100億ドル
・マイクロソフト…5,500億ドル
・アマゾン………4800億ドル
テスラの時価総額はといえば「550億ドル」です。
全米トップ企業とは、まだ一桁ちがう訳です。まだ約10の1なのです。
(しかし、赤字企業でありながら既に一桁違いまで来ているのも尋常ではありませんね。それだけ期待が高いといえます)
という訳で単純な話としては、もしテスラが米国のトップ企業となっていくと考えるのであれば、これからまだ株価は10倍になる余地があるといえます。
私は現在65株保有して日本円換算で250万円弱ですから10倍になれば、2500万円の資産となります。
なんて、取らぬ狸の皮算用をしてしまいます。
しかし、個別銘柄に投資をしていると、どうしても期待が先に立ち「理想」を織り込んでしまいがちです。
掲示板などを見ても「テスラの株価は●十倍にもなる!」なんて、期待で埋め尽くされていますので、どうしても「そうだそうだ!」なんて思いこんでしまいます(人間というのは自分の都合の良いように思い込む癖がありますもんね)。
しかし、一歩下がって冷静に考えれば世界的なトップ企業に上り詰めるのは簡単な事ではありません。
どれだけ有能な天才経営者であっても、そこに辿りつくまでには幾多の思わぬ困難が待ち受けていますし、「時勢」「運」といったものにも翻弄されます。
私はテスラの行く末を以下のような確率で捉えています。
・株価10倍になる(世界有数の企業になる)確率…10%
・そこそこの企業で終わる確率…70%
・株価が今より半値以下になる確率…20%
私が付けたこの確率が適正かどうかからして怪しいですが、一応、自分なりにそう判断した訳です。
これ、ギャンブルとしたら悪くはないですよね?
10倍になる確率が10%で、紙屑になる確率が20%ならギャンブルとしての期待値はかなり高めです。
賭けない手はありません。
但し紙屑になる確率もそこそこある以上、自身の資産の大半を賭ける訳にはいきません。ですので、私も自身の総資産(居住用不動産も含めて3千万円)の10%以下の掛金でやっています。
また、良いニュースが出ている訳でもないのに騰がり続ける銘柄というのはバブルに陥っている可能性が高い訳で、最近は少し嫌な予感もし始めています。
場合によっては、そこそこの利益になったら利確(売却)するやもしれません。
トヨタとの提携解消も発表され、来週のテスラ株価はどうなりますか?
まあ、愉しく見守りたいと思います。
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