「人工知能」関連銘柄に投資して老後資金5000万円を創りだす

48歳・自営業、妻子あり。将来の年金受給額は月84,000円(予定)。老後資金5000万円を貯める実録記。

思わず書いてしまった私の年収(700万円弱)について補足

先日の記事

www.65shikin.com

において、筆がすべり思わず自分の年収が700万円程であると書いてしまいましたが、少し補足しておきたいと思います。

 

私の場合、スタッフ1名だけの超零細企業ですが、株式会社と個人事業の二つを経営しています。
こういう場合、税務上の年収と現実的な年収はどうしてもズレてきます。

どういう事かと言いますと…


まず、株式会社の方からは給料(正確には役員報酬)という形で収入を得ます。
その役員報酬というのは原則として毎月同じ額になります(株主総会で決定した額)。

なので、株式会社からの収入は毎月決まっています。


しかし、私の報酬額は毎月一定であっても実際には会社は利益を上げたり赤字になったりします。

でも、会社が儲かろうが赤字だろうが私の報酬額は変わりません。
たとえ会社が大赤字で私自身に給料(役員報酬)を支払えなくなったとしても会社からみれば私に対して「未払い」の額として債務が残るだけだし、私の方から見れば会社に対して未回収の債権が発生するにすぎません。

 

なので、私の年収と会社の損益はリンクするものではありません(次年度に適切な報酬額に変更する事にはなりますが)。

 

一方、個人事業についてはまた考え方が異なります。
個人事業の場合、事業を通じて入ってきた収入はそのままイコール事業主(私)の収入になります。

なので、個人事業については毎月の事業の損益がそのままイコール私の収入と直結します。


しかし、それはあくまで税務上の話です。
私は出来るだけ事業を公私混同しないようにしています。
一般的には零細企業(会社でも個人事業でも)の場合には、生活で使ったお金でも可能なかぎり事業の経費として計上し節税に務めるケースが多いと思います。

しかし、それをやってしまうと節税にはなりますが、経営状態の把握も難しくなってきます。


本当に事業で使ったものだけ経費として計上していかないと、その事業が本当にどれくらいの利益を生んでいるのか(あるいは赤字になっているのか)が把握できません。

短期的に見れば可能な限り私用のものでも理屈を付けて事業経費に押し込んでしまうのが「お得」ではありますが、その結果として長期的に見て経営が上手くいかなくなるのでは本末転倒ですので避けるべきでしょう。

 

なので、そうした点でも公私混同をしないようにしています。
そして、個人事業の場合には前述のとおり入ってきたお金はそのまま個人事業主のお金に(税務上は)なるのですが、これもきっちりと分けるようにしています。

税務上は私のお金であっても、事業で入ってきたお金は事業用の口座に入れ、それは個人のものとは考えません。


そして、その事業用の口座から毎月、給料という考え方で一定の額を本当の個人口座に移します(会計処理としては「事業主貸」にします)。

なので、私の年収700万円というのは、この事業用口座から給料的に貰っている金額と株式会社からの給料(役員報酬)を合算したものを云っています。

 

つまり、個人事業として「給料」分より多くの収入を得ていて税務上はもっと大きな額を計上していても私の中での年収はあくまで給料分として貰っている分を考えています。

 

このように、株式会社も個人事業も経営成績は実は年収700万円とは全く別物となっています。
(もちろん、自然にリンクしていくのですが)

前期でいえば株式会社の方は自分への給料(役員報酬)を経費として払った後の最終的な決算は黒字になっていますので本来は株主配当を行うべきですが(株主は私一人)面倒なのでしていません。

 

今は、家の生活を成り立たせるには年収700万円(この中から毎月の投資額も捻出しています)くらいでちょうど良いです。

 

という訳で、年収700万円(税務上ではなく実質的な)が今の自分にはちょうど良いので、とりあえずこの金額だけは毎年キープした上で、さらに株式会社や個人事業用口座にもう少しお金を残していきたいなと思っています。


事業口座の方にお金が結構貯められたら、会社としても投資をしたいなと思っていますが税理士さんからは「会社として株式投資などを始めると銀行からの信頼が落ちるので止めたほうがよい」と、注意されています。

 

銀行とお付き合いする気は全くないので関係ないとは思いますが、まあ、事業用口座にもう少し余剰金が増やせたらどうするか考えてみたいと思います。

 

 

 

 

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