マネックス<8698>がコインチェック買収するようだが利益を出せるか疑問
マネックスグループ<8698>が仮想通貨取引所コインチェックを買収する見通しということで、マネックス株はストップ高になっています。
コインチェックの昨年の取引高は数兆円にのぼり、スプレッド(売買価格の差額=コインチェックの利益)は月1000億円を超えるとも云われています。
なので、コインチェックを買収すればマネックスの利益も数千億円増加する…
と、数字上はなるのでストップ高になる訳ですが、果たしてそうなるでしょうか?
コインチェックは鬼のようなスプレッド(手数料と云ってもいいでしょう)を取っていたことで有名です。
実際、私もリップルXRPを取引していましたが、相場に比べて購入金額の高いこと!
そして、売却する場合のレートの安いこと!
初めは驚きましたが、その当時は仮想通貨取引所でビットコイン以外のコインが多数扱っているところは無かった。
また、どの仮想通貨もどんどん値上がりするのでスプレッドのことを考えている暇があったら購入ボタンを押せ!という感じだったし、実際それで含み益はどんどん増えました。
コインチェックには既に多数の顧客が存在するし、あの鬼スプレッドを維持できるのであれば、そして仮想通貨がまた盛り上がるのであれば月1000億円の利益も享受できるでしょう。
しかし、取引所も多くなり競争が激しさを増すなかで、果たしてあの「鬼スプレッド」が2018年も許容されるのかは正直疑問です。
但し、高スプレッドのコインチェックを利用していたユーザーの意見で大半を占めていたのは、
「簡単で売買がしやすいからコインチェックがいい」
「指値とか難しいので単純に買いボタンと売りボタンを押せばよいのが助かる」
「取引の板とか難しいので」
という、株取引をしている人から見たら信じられないようなものでした。
ユーザーにそもそも投資をしたことがない超初心者が多いのです(そういう私もユーザーの一人だった)。
なので、ビジネス的に見れば超優良顧客が揃っている箱をマネックスは買収するのだともいえます。
案外、鬼スプレッドなんてものともせず、ユーザーは取引を続けるかも(笑)
ポイントはこの一点だけのような気がします。
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